箱根駅伝 専門メディア第103回大会 2027年1月2日・3日

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第103回箱根駅伝(2027年)展望:シード10校と出雲駅伝の結果から見る勢力図

青山学院大学の4連覇か、16年ぶりに出雲を制した早稲田大学か、初優勝を狙う國學院大學か。確定している事実だけで第103回大会を展望する。

目次
  1. 確定しているシード10校
  2. 第102回大会で何が起きたか
  3. 2026年10月の出雲駅伝
  4. 上がり続ける記録の水準
  5. 第103回大会の注目点(編集部分析)
  6. 優勝回数から見た位置づけ

第103回東京箱根間往復大学駅伝競走は、2027年1月2日と3日に行われる予定です。この記事を書いている2026年10月13日の時点で確定しているのは、第102回大会の結果によって決まったシード校10校と、10月12日に行われた出雲全日本大学選抜駅伝の結果です。予選会と全日本大学駅伝はまだ行われておらず、各校のエントリーも発表されていません。ここでは選手の起用予想は行わず、確定した事実と記録の傾向から現時点の勢力図を整理します。

高層ビル街のスタートゲートから一斉に走り出すランナーと沿道の観衆のイラスト
第103回大会は2027年1月2日・3日に予定されている(イラスト:Voxlynest編集部)

確定しているシード10校

大会公式サイトによると、前年大会で10位までに入った大学は次の大会の出場権を持ちます。第102回大会の総合順位から、第103回大会のシード校は青山学院大学、國學院大學、順天堂大学、早稲田大学、中央大学、駒澤大学、城西大学、創価大学、帝京大学、日本大学の10校です。残る10校は予選会で決まり、これに関東学生連合が加わって21チームで争われます。

第102回大会 総合上位10校。この10校が第103回大会のシード校となる(出典:大会公式サイト「過去の記録」)
順位大学総合記録往路復路
1青山学院大学10:37:345:18:08(1)5:19:26(1)
2國學院大學10:40:075:20:02(4)5:20:05(2)
3順天堂大学10:43:555:21:49(6)5:22:06(4)
4早稲田大学10:44:295:18:26(2)5:26:03(8)
5中央大学10:44:315:19:44(3)5:24:47(6)
6駒澤大学10:44:505:23:00(7)5:21:50(3)
7城西大学10:46:175:20:20(5)5:25:57(7)
8創価大学10:51:405:24:02(8)5:27:38(13)
9帝京大学10:53:155:30:25(17)5:22:50(5)
10日本大学10:53:565:25:00(9)5:28:56(16)

シード校の顔ぶれには変化もありました。第101回大会で9位だった東洋大学は第102回大会で14位となり、予選会から出場権を目指すことになります。一方で、第101回大会でシード権を7秒差で逃した順天堂大学が3位、同じく予選会を通過した日本大学が10位に入り、両校はシード校として第103回大会を迎えます。

第102回大会で何が起きたか

第102回大会は青山学院大学が10時間37分34秒の大会新記録で3連覇を果たしました。往路は5時間18分08秒、復路は5時間19分26秒で、往路・復路ともに1位です。2位の國學院大學は10時間40分07秒で、その差は2分33秒。3位の順天堂大学は10時間43分55秒でした。4位早稲田大学と5位中央大学の差は2秒、6位駒澤大学までの3校が21秒の中に収まる接戦でした。

1. 青山学院大優勝2. 國學院大+2分33秒3. 順天堂大+6分21秒4. 早稲田大+6分55秒5. 中央大+6分57秒6. 駒澤大+7分16秒7. 城西大+8分43秒8. 創価大+14分06秒9. 帝京大+15分41秒10. 日本大+16分22秒
1 青山学院大優勝2 國學院大+2分33秒3 順天堂大+6分21秒4 早稲田大+6分55秒5 中央大+6分57秒6 駒澤大+7分16秒7 城西大+8分43秒8 創価大+14分06秒9 帝京大+15分41秒10 日本大+16分22秒
第102回大会の優勝校とのタイム差。4位から6位は21秒差の中にひしめいた(公式記録をもとにVoxlynest編集部作成)

往路では早稲田大学が2位、中央大学が3位と前半から上位に入りましたが、復路ではそれぞれ8位と6位でした。逆に國學院大學は往路4位から復路2位、駒澤大学は往路7位から復路3位、帝京大学は往路17位から復路5位と、復路で順位を上げています。第103回大会でも、往路で前に出る大学と復路で追い上げる大学の構図が続くかどうかが一つの見どころになります。

往路復路左ほど速い青山学院大往路 5:18:08(1位)復路 5:19:26(1位)1/1位國學院大往路 5:20:02(4位)復路 5:20:05(2位)4/2位順天堂大往路 5:21:49(6位)復路 5:22:06(4位)6/4位早稲田大往路 5:18:26(2位)復路 5:26:03(8位)2/8位中央大往路 5:19:44(3位)復路 5:24:47(6位)3/6位駒澤大往路 5:23:00(7位)復路 5:21:50(3位)7/3位城西大往路 5:20:20(5位)復路 5:25:57(7位)5/7位創価大往路 5:24:02(8位)復路 5:27:38(13位)8/13位帝京大往路 5:30:25(17位)復路 5:22:50(5位)17/5位日本大往路 5:25:00(9位)復路 5:28:56(16位)9/16位
往路復路左ほど速い青山学院大往路 5:18:08(1位)復路 5:19:26(1位)1/1位國學院大往路 5:20:02(4位)復路 5:20:05(2位)4/2位順天堂大往路 5:21:49(6位)復路 5:22:06(4位)6/4位早稲田大往路 5:18:26(2位)復路 5:26:03(8位)2/8位中央大往路 5:19:44(3位)復路 5:24:47(6位)3/6位駒澤大往路 5:23:00(7位)復路 5:21:50(3位)7/3位城西大往路 5:20:20(5位)復路 5:25:57(7位)5/7位創価大往路 5:24:02(8位)復路 5:27:38(13位)8/13位帝京大往路 5:30:25(17位)復路 5:22:50(5位)17/5位日本大往路 5:25:00(9位)復路 5:28:56(16位)9/16位
第102回大会の往路・復路記録。早稲田大学と中央大学は往路型、帝京大学と駒澤大学は復路型の成績だった(公式記録をもとにVoxlynest編集部作成)

2026年10月の出雲駅伝

大学駅伝シーズンの初戦となる第38回出雲駅伝は、2026年10月12日に6区間45.1kmで行われました。朝日新聞と月陸Onlineによると、早稲田大学が2時間5分56秒の大会新記録で16年ぶり3度目の優勝を果たしました。2位は3連覇を狙った國學院大學(2時間6分54秒)、3位はアイビーリーグ選抜(2時間7分24秒)で、順天堂大学が4位、中央大学が5位、帝京大学が6位でした。読売新聞によれば、7位の駒澤大学までが従来の大会記録を上回っています。

朝日新聞は、箱根駅伝3連覇中の青山学院大学が関東勢で最下位の11位だったと伝えています。読売新聞によると、早稲田大学にとっては2010年度に大学駅伝三冠を達成して以来の三大駅伝優勝でした。今大会から、暑さ対策のためスタート時刻が午後から午前に繰り上げられています。

上がり続ける記録の水準

第102回大会では区間新記録が相次ぎました。読売新聞の区間記録歴代ベスト5によると、1区(國學院大學の青木瑠郁選手、1時間00分28秒)、2区(城西大学のV.キムタイ選手、1時間05分09秒)、5区(青山学院大学の黒田朝日選手、1時間07分16秒)、8区(青山学院大学の塩出翔太選手、1時間03分45秒)、10区(駒澤大学の佐藤圭汰選手、1時間07分31秒)の5区間で、この大会の記録が1位に記載されています。1区では歴代上位5人のうち4人がこの大会の記録でした。

総合記録で見ても水準は上がっています。第102回大会で10位だった日本大学の10時間53分56秒は、第100回大会の総合5位(10時間55分27秒)を上回る記録です。シード権を争う大学にも、2年前の上位校に近い記録が求められるようになっています。

第103回大会の注目点(編集部分析)

  • 青山学院大学の4連覇:達成すれば2015〜2018年に続く2度目の4連覇となる
  • 早稲田大学:出雲駅伝の優勝を全日本、箱根へどうつなげるか
  • 國學院大學:第102回大会で過去最高の2位。初の総合優勝なるか
  • 駒澤大学:総合6位からの巻き返し。第101回大会では復路新記録を出している
  • 予選会組:東洋大学をはじめ、シード権を失った大学の出場権争い

優勝回数から見た位置づけ

中央大学14回早稲田大学13回日本大学12回順天堂大学11回日本体育大学10回青山学院大学9回駒澤大学8回明治大学7回東洋大学4回大東文化大学4回
中央大14回早稲田大13回日本大12回順天堂大11回日本体育大10回青山学院大9回駒澤大8回明治大7回東洋大4回大東文化大4回
大学別の総合優勝回数(第102回大会まで)。國學院大學はまだ総合優勝を経験していない(日本テレビ「歴代優勝校」をもとにVoxlynest編集部作成)

日本テレビの歴代優勝校一覧によると、青山学院大学の総合優勝は9回で、通算回数では日本体育大学の10回に次ぐ6位です。第103回大会で優勝すれば10回目となります。早稲田大学は13回、駒澤大学は8回、中央大学は14回の優勝経験を持ちます。國學院大學、城西大学、創価大学、帝京大学、順天堂大学のうち、総合優勝の経験があるのは11回の順天堂大学だけです。

当サイトでは、予選会や全日本大学駅伝の結果が出た時点で、この記事の内容を更新していく予定です。エントリーメンバーが発表されるまでは、特定の選手の起用や区間配置の予想は掲載しません。

参考資料

  1. 過去の記録 大会詳細:第102回大会 2026年(東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト)
  2. 箱根駅伝とは(概要・歴史・豆知識)(東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト)
  3. 早稲田大が16年ぶり3度目の優勝 出雲駅伝、国学院大は3連覇逃す(朝日新聞)
  4. “理想”に近い早大が強さ示すV! 全日本、箱根見据え「3冠への道はそんなに近くはない」/出雲駅伝(月陸Online(月刊陸上競技))
  5. 出雲駅伝 結果 順位 速報:早稲田大が16年ぶり優勝…3連覇狙った国学院大が2位(読売新聞オンライン)
  6. 箱根駅伝 区間記録歴代ベスト5(読売新聞オンライン)
  7. 歴代優勝校(日本テレビ 箱根駅伝番組公式サイト)

記録は大会公式サイト「過去の記録」に基づきます。

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