目次
- 優勝回数のランキング
- 時代ごとの主役
- 草創期から戦前:早稲田・明治・日本大学
- 1950〜60年代:中央大学の黄金期
- 1960年代後半〜80年代:日体大、大東大、順天堂
- 1990年代:群雄割拠
- 2000年代:駒澤大学と東洋大学
- 2015年以降:青山学院大学の時代
- 連覇の記録
- 初優勝の年
- 現在の区間記録はどの大学が持っているか
箱根駅伝はこれまでに102回開催され、総合優勝を経験した大学は17校あります。その分布は一様ではなく、ある時代には特定の大学が何年も頂点に立ち、やがて別の大学に主役が移るという流れを繰り返してきました。この記事では、日本テレビ番組公式サイトの歴代優勝校一覧をもとに、102回分の記録を整理します。
優勝回数のランキング
総合優勝回数の上位10校(第102回大会まで。日本テレビ「歴代優勝校」をもとにVoxlynest編集部作成)最多は中央大学の14回で、早稲田大学13回、日本大学12回、順天堂大学11回、日本体育大学10回と続きます。6位の青山学院大学(9回)は2015年に初優勝したばかりで、上位の中では際立って短い期間に優勝を重ねています。以下、駒澤大学8回、明治大学7回、東洋大学と大東文化大学が4回、山梨学院大学3回、神奈川大学2回。東海大学、亜細亜大学、専修大学、慶應義塾大学、東京高等師範学校がそれぞれ1回です。
時代ごとの主役
回ごとの総合優勝校。同じ色が続く部分が、各大学の「時代」を示す(日本テレビ「歴代優勝校」をもとにVoxlynest編集部作成)草創期から戦前:早稲田・明治・日本大学
第1回の東京高師に続き、1920年代は明治大学と早稲田大学が優勝を分け合いました。1930年代に入ると早稲田大学が優勝を重ね、1935年から1938年は日本大学の4連覇。日本大学は1940年、1943年にも優勝しており、戦前・戦中の6回の優勝はこの時代に集中しています。
1950〜60年代:中央大学の黄金期
戦後は中央大学の時代です。1948年から1964年までの17大会で12回優勝し、1959年から1964年の6連覇は今も最多連覇記録です。この時期、日本大学も1957年と1958年に連覇しています。
1960年代後半〜80年代:日体大、大東大、順天堂
1960年代後半には日本大学が再び勝ち、1969年から1973年は日本体育大学が5連覇しました。1970年代半ばには大東文化大学が連覇し、その後は日本体育大学と順天堂大学が交互に優勝する時期が続きます。順天堂大学は1986年から1989年に4連覇を果たし、80年代を代表する大学となりました。
1990年代:群雄割拠
1990年代は優勝校が分散しました。大東文化大学の連覇(1990・1991年)の後、山梨学院大学が1992年、1994年、1995年に優勝。早稲田大学(1993年)、中央大学(1996年)、神奈川大学(1997・1998年)、順天堂大学(1999年)と、10年間で6校が優勝しています。
2000年代:駒澤大学と東洋大学
2000年に初優勝した駒澤大学は、2002年から2005年に4連覇しました。2006年には亜細亜大学が初優勝、2007年は順天堂大学が優勝しています。2009年以降は東洋大学が2009年、2010年、2012年、2014年と4回優勝し、その間の2011年は早稲田大学、2013年は日本体育大学が制しました。
2015年以降:青山学院大学の時代
2015年に初優勝した青山学院大学は、2018年まで4連覇。2019年は東海大学が初優勝し、2021年と2023年は駒澤大学が優勝しましたが、それ以外の年はすべて青山学院大学が制しています。2024年から2026年の3連覇で、通算9回となりました。2015年から2026年の12大会のうち、青山学院大学の優勝は9回です。
連覇の記録
3連覇以上の記録。中央大学の6連覇、日本体育大学の5連覇に、4連覇が4例、3連覇が続く(日本テレビ「歴代優勝校」をもとにVoxlynest編集部作成)3連覇以上を達成した例を並べると、中央大学の6連覇(1959〜1964年)、日本体育大学の5連覇(1969〜1973年)に続き、日本大学(1935〜1938年)、順天堂大学(1986〜1989年)、駒澤大学(2002〜2005年)、青山学院大学(2015〜2018年)の4連覇があります。青山学院大学は2024〜2026年にも3連覇しており、3連覇以上を2度達成した大学となりました。
大学の「時代」は数年から十数年の単位で移り変わってきた(イラスト:Voxlynest編集部)初優勝の年
近年に初優勝を果たした大学を見ると、駒澤大学(2000年)、亜細亜大学(2006年)、東洋大学(2009年)、青山学院大学(2015年)、東海大学(2019年)が挙げられます。一方で、國學院大學、城西大学、創価大学、帝京大学など近年上位を争う大学は、まだ総合優勝を経験していません。國學院大學は2026年に過去最高の2位に入りました。
現在の区間記録はどの大学が持っているか
優勝回数とは別の物差しとして、区間記録の持ち主を見てみます。読売新聞の区間記録歴代ベスト5(第102回大会まで)で各区間の1位は、青山学院大学が5区(黒田朝日選手、1時間07分16秒)、6区(野村昭夢選手、56分47秒)、8区(塩出翔太選手、1時間03分45秒)、9区(中村唯翔選手、1時間07分15秒)の4区間。駒澤大学が7区と10区(いずれも佐藤圭汰選手)、東京国際大学が3区と4区(いずれもY.ヴィンセント選手)、國學院大學が1区(青木瑠郁選手)、城西大学が2区(V.キムタイ選手)です。集計の起点は区間ごとに異なりますが、10区間のうち7区間の記録が2025年と2026年の大会で生まれています。