箱根駅伝 専門メディア第103回大会 2027年1月2日・3日

Team

帝京大学

復路で順位を上げる戦いが持ち味。2026年は往路17位から総合9位。

目次
  1. 箱根駅伝での歩み
  2. 7秒差を守ったシード権
  3. 往路より速い復路
  4. 競り合いの内訳
  5. 直近3大会の成績
  6. 往路と復路の内訳
  7. 区間記録の歴代上位に残る選手
  8. 総合優勝の記録
  9. 第103回大会に向けて
総合優勝
なし
2024年(第100回)
総合9位
2025年(第101回)
総合10位
2026年(第102回)
総合9位
第103回大会
シード権獲得(第102回10位以内)
第103回 出場メンバー
未発表

箱根駅伝での歩み

帝京大学は総合優勝の経験はありませんが、直近3大会すべてでシード権を獲得しています。総合順位は2024年9位、2025年10位、2026年9位です。

特徴は復路での追い上げです。2024年は往路12位から復路6位、2025年は往路14位から復路4位、そして2026年は往路17位から復路5位で総合9位に入りました。2026年は9区で11位まで浮上し、最終的にシード権を確保しています。

7秒差を守ったシード権

2025年の第101回大会で、帝京大学は10時間54分58秒の総合10位でした。11位の順天堂大学は10時間55分05秒で、その差は7秒です。8位の東京国際大学から11位の順天堂大学までが10秒以内にひしめく接戦の中で、往路14位から復路4位まで追い上げてシード権を守りました。

2026年の復路記録5時間22分50秒は、第100回大会で青山学院大学が出した復路優勝記録5時間23分12秒を22秒上回るものです。復路の記録水準が年々上がっている中でも、帝京大学は3大会続けて復路で上位に入っています。2026年10月の出雲駅伝では6位でした。

2024年の第100回大会は、23校が出場する中で往路12位から復路6位まで順位を上げ、総合9位でシード権を確保しました。10位の大東文化大学とは1分20秒差、11位の東海大学とは2分30秒差でした。3大会続けて9位か10位でシード権を守っており、シード圏の境目で結果を残し続けている大学です。2026年の総合記録10時間53分15秒は、第100回大会であれば総合5位を上回る記録で、チームの記録水準そのものは3大会で大きく上がっています。

2026年10月の出雲駅伝では、月陸Onlineによると6位に入りました。第103回大会のシード校の中では、早稲田大学(1位)、國學院大學(2位)、順天堂大学(4位)、中央大学(5位)に次ぐ順位です。距離の短い出雲駅伝でも上位に入ったことは、復路型とされてきたチームの戦い方に変化が出ているのかを見るうえで一つの材料になります(編集部分析)。3大会の総合記録は10時間59分22秒、10時間54分58秒、10時間53分15秒と、毎年短縮されています。

往路より速い復路

大会公式サイトの記録によると、帝京大学は3大会続けて復路のほうを往路より速く走っています。往路と復路の記録差は2024年1分24秒、2025年3分58秒、2026年7分35秒で、年々広がっています。3大会続けて10位以内に入った7校のうち、3大会すべてで復路の記録が往路を上回ったのは帝京大学だけです。

優勝校との差を往路と復路に分けると、往路は12分10秒、9分27秒、12分17秒、復路は5分47秒、4分12秒、3分24秒でした。復路の差は2年で2分23秒縮まり、2026年の復路は優勝校と3分24秒差の5位です。

2026年の第102回大会で、帝京大学は往路を5時間30分25秒の17位で終え、往路9位の日本大学(5時間25分00秒)に5分25秒の差をつけられていました。しかし復路で日本大学の記録を6分06秒上回り、最終的に10位の日本大学に41秒差をつけて9位に入っています。2024年も往路8位の大東文化大学に1分29秒遅れていましたが、総合では1分20秒上回りました。

2026年の総合記録10時間53分15秒は、2025年の第101回大会であれば、総合7位の創価大学(10時間53分35秒)を上回り、7位に相当する記録です。

競り合いの内訳

2025年は9位の東洋大学に往路で1分35秒遅れ、復路で1分33秒取り返して2秒差の10位でした。8位の東京国際大学とは、往路で54秒遅れ、復路で51秒上回って3秒差です。2024年は8位の創価大学に往路で2分15秒遅れ、復路で14秒上回りました。

2026年は8位の創価大学に往路で6分23秒遅れ、復路で4分48秒取り返しています。復路5時間22分50秒は5位で、4位の順天堂大学と44秒差でした。往路17位の5時間30分25秒は、2024年の往路12位の記録5時間30分23秒と2秒しか違いません。

2024年の復路5時間28分59秒は6位で5位の國學院大學と39秒差、2025年の復路5時間25分30秒は4位で3位の國學院大學と9秒差でした。復路の順位は3大会とも6位以内です。優勝校との差は17分57秒、13分39秒、15分41秒で、2025年と2026年の総合記録はどちらも、2024年の大会なら総合5位に相当します。

直近3大会の成績

シード圏1位10位20位92024第100回102025第101回92026第102回
シード圏1位10位20位92024第100回102025第101回92026第102回
帝京大学の直近3大会の総合順位。網掛けはシード権が得られる10位以内(大会公式サイトの記録をもとにVoxlynest編集部作成)

往路と復路の内訳

帝京大学の往路は12位、14位、17位と下がる一方、復路は6位、4位、5位と上位を保ちました。

区間記録の歴代上位に残る選手

帝京大学の選手の記録は、読売新聞の区間記録歴代ベスト5(第102回大会まで)には入っていません。

総合優勝の記録

総合優勝の経験はまだなく、直近3大会は9位、10位、9位でした。

第103回大会に向けて

復路の追い上げでシード権を守ってきた帝京大学。シード権と予選会の詳しい説明は大学・チーム一覧にあります。

参考資料

  1. 過去の記録 大会詳細:第100回大会 2024年(東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト)
  2. 過去の記録 大会詳細:第101回大会 2025年(東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト)
  3. 過去の記録 大会詳細:第102回大会 2026年(東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト)
  4. 歴代優勝校(日本テレビ 箱根駅伝番組公式サイト)
  5. 箱根路の5区に君臨するのは「山の神」「山の妖精」から「山の名探偵」へ…近年は記録ラッシュ(読売新聞オンライン)
  6. 早稲田大が16年ぶり3度目の優勝 出雲駅伝、国学院大は3連覇逃す(朝日新聞)
  7. 第102回箱根駅伝 青山学院大が2度目の3連覇 往路・復路とも制して完全優勝(4years.(朝日新聞社))
  8. “理想”に近い早大が強さ示すV! 全日本、箱根見据え「3冠への道はそんなに近くはない」/出雲駅伝(月陸Online(月刊陸上競技))
  9. 箱根駅伝 区間記録歴代ベスト5(読売新聞オンライン)
  10. 箱根駅伝とは(概要・歴史・豆知識)(東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト)

記録は大会公式サイト「過去の記録」に基づきます。